乳児用液体ミルクって知っていますか?
赤ちゃんにミルクをあげる時にこんなこと考えませんか?
「これ、水筒に入れて持ち運べたらいいのに」「災害時も安心なんだけど・・・」
って。

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ペットボトル飲料が出回っているのに、そのミルク版がないのは、それなりのデメリットがあるからと考えられますが…

なぜ日本では解禁されないの?

実はこれ、ただ単に「想定していないから」というだけの様です。

厚生労働省の省令だと、乳児用のミルクは「粉乳」と規定されています。制定された1951年は、粉ミルクしかなかったんですね。仮に、粉ミルクを溶かして液体状にしたものが製造されたとしても、制定当時はその安全性を保つのが困難と考えられ、「粉乳」による保存が最適と考えられました。それがいままで残っていたわけです。

災害時の必需品として

2011年の東日本大震災では、フィンランド在住の日本人女性から1万本以上の液体ミルクが被災地に届けられました。

これが非常に喜ばれました。

被災地でまず問題になるのが、衛生的な水の確保です。
抵抗力のある大人であれば、極限状況でのある程度の汚さは耐えられますが、赤ちゃんはそうもいきません。

煮沸したとしても細かなごみは取り除けないし、避難所なんかではどこで火を使うのかって問題もあります。
火を使える場所を開放してくれても、赤ちゃんの授乳は頻回ですからそのたびにお湯を沸かしに行くのも大変。
調乳の衛生環境も問題です。
しかも、母乳はお母さんのストレスの影響を受けますから、困った人も多かったのではないかと思います。

そんな時、液体状になっている粉ミルクが大活躍しました。

そこで注目を浴びて、熊本の地震でも大活躍。

2015年12月には「乳児用液体ミルク研究会」がスタートしています。

今後の見通しと準備

2017年2月7日、乳児用液体ミルクについての関係者会合が開かれました。

乳児用液体ミルクはまだ国内では販売が認められておらず、個人輸入に頼っているのが現状です。
小池知事は、『赤ちゃんファースト』を提案したとか(^^)

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メリットとデメリット

●メリット●
メリットは、「調乳済みである」ことの一言に尽きます。

1.ミルクを作るのに水と火がいりません。

なので、災害時に真価を発揮します。どのような環境でも衛生面を確保できること、ライフラインが途絶えても授乳可能であることを考えると、子育ての救世主です。
そのまま乳首を付けるだけで使えるものもあります。

2.調乳済みなのですぐにミルクをあげることができます。

外出先でもいろいろ準備せずにミルクをあげることができます。荷物が少なくなるので、気楽にお出かけできますよね。
パパさんと赤ちゃんの2ショット外出も増えるのではないでしょうか。

3.男性の育児参加が容易

核家族、共働き(授乳期間は難しいかもしれませんが)が増えた昨今、男性の育児参加は必須になっています。
基本は、授乳とおむつ替えですよね。授乳が簡単になれば男性もより育児に参加しやすくなるはずです。

●デメリット●

1.粉ミルクより保存期間が短い。
買い置きはある程度可能ですが、やはり使用期限があります。

2.高い
高いんです。まだ普段から気軽に使えるような値段にはなっていません。
個人輸入に頼っているからでしょうね。

今後、国内生産が可能になれば、値段の問題は解決されるのではないかと思います。
そうすれば、もっと気軽に使えるようになりますよね。
たくさん市場に出回ってどこでも買えるようになれば、必要な時に少しずつ買っておいておけますので、保存期間なんてのも問題なくなります。

ということは、一番の問題は、60年間「粉乳」という言葉をほったらかしにしていたお役人さん?

まずは災害用備品として買っておきましょう

なんでも、平成32年の改正を目指すとか。
まだまだ期間はありますが、メリットは計り知れないものがあると思います。
まずは、災害用の備品としてそろえてみてはいかがでしょうか。

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