水分補給にご注意を スポーツドリンクの意外な落とし穴-ペットボトル症候群-

水分補給にご注意を スポーツドリンクの意外な落とし穴-ペットボトル症候群-

猛暑の夏、スポーツの秋。お手軽な水分補給でペットボトルはとても便利。

でもこれ、大変な事態が起こることもあるって知ってました?

口渇、多尿、倦怠感、腹痛、嘔気などが起こり、ひどい場合は昏睡状態になるとか。

これ、俗に「ペットボトル症候群」と言われます。

ペットボトル症候群とは

ペットボトル症候群(ペットボトルしょうこうぐん、英語: PET bottle syndrome)とは、スポーツドリンク、清涼飲料水などを大量に飲み続けることによっておこる急性の糖尿病である。正式名称はソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトアシドーシス。清涼飲料水ケトーシスとも呼ぶこともある。ソフトドリンクやスポーツドリンクの急激な大量摂取だけでなく、みかんの缶詰やアイスクリームなどの糖分の多い食品の大量摂食でも発症することが報告されている。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ペットボトル症候群は、もともと糖尿病があったところに大量の糖分を摂取して急激に血糖値が上がった状態。

糖尿病の自覚がない人が、一か月以上も毎日1.5リットル以上の清涼飲料水(10%程度の糖分だとか)を飲んで、急激に血糖値が上がってしまった例があったらしいです。

糖尿病の症状の一つに口渇感(のどの渇き)があるので、気づかずにがぶ飲みしてしまいやすいんですね。

その結果、悪循環。

これは、水分補給に良いとされているスポーツドリンクでも注意が必要です。

飲みやすくするためであったり、運動中のエネルギー補給という意味で意外と糖分が多いものもあります。

スポーツドリンクに含まれる糖分

よく見かけるスポーツドリンクの糖分・カロリー一覧

成分表示から抜き出してみました。

商品名カロリー糖質
ゲータレード25kcal6.3g
ポカリスエット25kcal6.2g
GREEN DAKARA19kcal4.9g
miu プラススポーツ19kcal4.8g
アクエリアス19kcal4.7g
ビタミンウォーター18kcal4.7g
アクエリアスビタミン18kcal4.6g
アミノバリュー18kcal3.6g
ラブズスポーツ14kcal3.4g
スーパーH2O12kcal2.9g
イオンウォーター11kcal2.8g
アミノバイタル13kcal2.8g
VAAMウォーター0kcal0.74g
アクエリアス ゼロ0kcal0.7g
塩JOYサポート0kcal0.7g

成分表示には糖質ではなく、炭水化物と書かれているものもありました。ただ、炭水化物と言ってもでんぷんのようなものが入っているスポーツドリンクは皆無でしょうから、果糖、ブドウ糖、砂糖といった糖類と考えていいんじゃないかと思います。

なので、炭水化物という表示も糖質にまとめてあります。

ペットボトルのがぶ飲みに注意

砂糖換算で恐るべきことが...

100g当たりの数値なので、500㏄のペットボトル一本分にするには5倍してください。
すると...

ポカリスエット500ペットボトル一本当たり、
31.0gの糖質!!

これ、砂糖に換算してみましょう。
喫茶店でよく見かけるスティックシュガー。一本3g程度です。これ31本分が500㏄の中に溶けているという計算になります。

これをがぶ飲みしていると考えるとちょっと恐ろしい。

糖尿病の診断受けている方はもちろんですけど、健康体でもおかしなことになりそうです。

食品分析センターの石黒昌孝所長はこんなことを言っていたそうです。

「スポーツドリンクは果汁などと違って、吸収をよくするよう成分を調整した合成飲料。血液中に速く糖が吸収され、血糖値の急上昇を招きます。とくに乳幼児には飲ませないほうがいいのです」

そして、糖質の少ない部類のスポーツドリンク。

成分表示を見ると人工甘味料のスクラロースが使われています。

人工甘味料は他にもいろいろあって、アセスルファムK、アスパルテーム、L-ファニルアラニン...

体への影響は賛否両論です...。

水分補給にお勧めは

個人的には、麦茶です!

特に無糖でミネラルと水分が補給できるミネラル入りむぎ茶。これに限ります。

飲み方もコツがあって、やはりスポーツドリンクの様に吸収しやすくなるような調整はされていないので、少しずつちびりちびりと飲むのがよしです。

そんな飲み方をウォーターローディングって言います。スポーツやる人には常識かもしれません。

大量に汗をかいた場合は塩分補給も忘れずに。

スポーツの秋だからこそ

また、夏から秋に季節が変わってくると、空気が乾燥して自分が汗をかいているのを感じ取りにくくなります。

涼しくて汗をかいている気がしなくても、不感蒸発という仕組みで水分は失われています。スポーツで体を動かすならなおさら。

スポーツの秋だからこそ、水分補給に気を付けたいですね。

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