近年大人気の革工房ランドセル。有名どころでは、土屋鞄や山本鞄、ここで紹介している中村鞄等があります。
でも、手作りなだけあって生産量が少なくあっという間に売り切れ。
手に入れられず、まだ迷っている方もいるんじゃないでしょうか。
「注文が遅くて買えなかった…」
なんて言えないですものね。
ならば、キューブ型ランドセルはいかがでしょうか?
キューブ型と学習院型
土屋鞄も山本鞄も基本は学習院型のランドセルです。
それに対して、カバンのフジタのランドセルはキューブ型。
学習院型? キューブ型? なにそれ?
と初耳の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特徴を説明していきます。
学習院型ランドセル
学習院型ランドセルは、学習院初等科で採用されたのが始まり。
学習院の小学校が採用したものですから、当然いいものだろうと、全国的に右ならえで広まりました。
一言でいうと、「普通の」ランドセルです。
特徴は、背中になる壁の部分に数ミリのヘリがあります。
背あてに本体の部分を縫い付けるときにできるものです。
といっても、これは必要なもので、ランドセルの側面が擦れて傷がつくのを防いだり、ランドセルの強度の向上に役立っています。
キューブ型ランドセル
最近はやりのキューブ型はヘリがありません。
ヘリがないことで内寸を大きくとることができ、大きさ(外寸)は同じでもたくさん詰め込めるようになります。
「せいぜい5㎜でしょ?」
とあなどることなかれ。片側5㎜×2で1cmです。実際使っているのを見るとわかるのですが、この1㎝の差が大きいんです。
どちらがいいの?
使いやすさなら断然キューブ型。
キューブ型は学習院型よりも軽くできています。
小学校入学したばかりのお子さんにおも~いランドセルはちょっとかわいそうですよね。
ただ、その分、背あての強度が心配なのも確か。
また、縫い代がない分、側面が横に広がりやすく、ロッカーに入れたときにこすれて傷にもなりやすいです。
耐久性抜群のキューブ型もあります。例えばこちら↓
耐久性なら学習院型。
学習院型はヘリをぐっと縫い合わせる「ヘリまき」という製法を使います。なので、背あてを頑丈にできますし、ヘリがあること自体が耐久性を上げてくれます。
「へりまき」を見ると側面を内側に押し曲げるようになっているので、キューブ型のように横に広がることを防いでくれます。
ただ、その分、重くなります。
でも、セあての部分にいろいろな工夫をして、重さを感じにくく工夫しているのが、革公房系のランドセルです。
どちらを選ぶ?
使いやすさから、キューブ型を買い替えるのを前提に使っている方多いと思います。
買い替え前提なんて言われるとプレゼントしにくいですよね。
キューブ型でも、素材や製法を工夫して耐久性を向上させたものもあります。
軽くて、使いやすくて、長持ちとあれば、きっとプレゼントされても喜ばれるはずです。
工房系の学習院型ランドセルが購入できないこの時期、
「キューブ型のほうがいいんだよ」
と少し方向転換してみるのも手かも。
おすすめのキューブ型ランドセル工房はこちら↓
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