eスポーツ アジア大会 -日本が参加できない本当の理由-

競技スポーツの新しいジャンルとして注目されている「eスポーツ」。もう、市民権を獲得した感じですね。

身体に障害があると参加しにくい今までの競技スポーツよりも、ずっと層が広がりそうです。
障害者スポーツとしても注目のジャンル。

2020年は東京オリンピックの年。スポーツブームにのっかって今後流行するかもしれません。

eスポーツとは

そもそも、eスポーツとは何でしょう?

「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。

一般社団法人日本eスポーツ連合 https://jesu.or.jp/

(社)日本eスポーツ連合の定義です。
きちんとした団体があるんですね。ちなみに、eは大文字ではなく、小文字だそうです。

メジャーになるきっかけは、アジアオリンピック評議会(OCA)が主催するアジア室内競技大会。

2007年から正式種目になっています。これはアジアオリンピックではなく、評議会が主催する室内競技大会です。ところが、日本はこれに参加できてません。その理由は後ほど。

当時の種目は

  • FIFA 2007
  • NBA Live 2007
  • Need for Speed:Most Wanted

の3つ。

その後いろいろ種目が追加されたり、別の経緯で大会が開かれたりしながら現在に至ります。

日本チームがエントリーできないという事実

OCA( アジアオリンピック評議会 )主催の大会には、なんと、日本は参加できません。

というのも、競技選手の派遣のための条件がいくつかあり、その一つ、

「派遣する競技の競技団体が、その地域の国内オリンピック委員会の加盟団体になっている」

という条件が大きいことが挙げられます。

eスポーツのチームは日本のオリンピック委員会に加盟しなきゃいけないんですね。

例えば、サッカーだと日本のサッカーチームは日本サッカー協会(JFA)に加盟しており、JFAが日本オリンピック委員会(JOC)に加盟しています。

同じように、

①eスポーツのサッカーチームがJFAに加盟するか、

もしくは大元の、

②日本eスポーツ連合のような団体がJOCに加盟するか。

が必要なわけです。

個人的には、各サッカーチームがeスポーツのサッカーチームを持っていたりすると面白いと思います。

リアルサッカーと同じような戦術が飛び出したり、逆にリアルサッカーにeスポーツで成功した戦術が導入されたり。

人気があるのに故障して引退せざるを得ない選手がeサッカーで返り咲き、なんて最高じゃないですか!

なので①修正案で、各チームがeスポーツチームも作ってそのままJFAとしてJOCに加盟という形希望(笑)

②案が現実的でしょうけど。

日本が参加できない本当の理由

②案で動いたとして、JOCに加盟するにはもう一つ難しい理由があるんです。

実は、日本にeスポーツを主導している団体が複数ありました。
それが、JOCの加盟団体規定の第2条の1つ

「当該競技国内唯一の統括団体であること。」

に引っかかってたわけです。

それを乗り越えようとして設立されたのが、
一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)なんですね。

現在、JOC加盟に向けて着々準備中。
次の大会には参加できるといいですね!

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